市場の旬は、
これからだ!

秋の食材 8月・9月・10月

8月・9月・10月
August ,September ,October

1年を通して多彩な食材が簡単に手に入る時代ですが、どんな食材にも1番食べ頃となる“旬”があります。新鮮で美味しいことはもちろん、栄養価も高く、その季節に体が必要とする成分が含まれていることが多い旬の食材。いちばは、そんな旬食材の宝庫です。「いちばの旬は、これからだ!」では、その時に最も旬な食材と健康の情報をお届けします!

教えて松沢先生!

8月・9月・10月の
食材選びのPOINT!

松沢先生画像
松沢 祥子
2000年兵庫医科大学医学部を卒業、医師資格を取得。現在は、内科、漢方内科の外来業務に携わりながら、40代、50代の若いうちから食生活や生活習慣を考えるきっかけになればと、腸活や薬膳を通して予防的な観点からのセミナーやオンラインショップでの発酵食品を使った加工食品の販売、料理講座などを主宰している。

■松沢先生のラジオ番組(standfm)
https://stand.fm/channels/6704df5f193cd72dcb2d56ab

■しょこ主宰オンラインショップ
https://instagram.com/hakkolabo?igshid=M2RkZGJiMzhjOQ%3D%3D&utm_source=qr
寝つきが悪い、眠りが浅い…不眠を感じたら、心(しん)に注目
松沢先生画像
撮影場所:マルシン
 不眠症は、大きく分けて「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害(よく寝ているのに日中眠たい)」の4つのタイプに分類されます。不眠の原因は多岐にわたりますが、東洋医学の観点では、気温が比較的高い時期に注意したいのが心(しん)です。心とは、いわゆる心臓のこと。ちなみに、東洋医学では心臓には精神が宿るとされており、心が弱ると精神が乱れるとされています。最近、モヤモヤやイライラをよく感じるという方も、心が弱っているサインかもしれません。
 心を養うためにおすすめの食材は、鳥や豚などのハツ。弱っている臓器の部位を食べることが、東洋医学の養生の1つとされています。また、アサリや牡蠣などの貝類、小麦、はちみつ、たまごなどの食材も心を養うことができる食材です。また、血も精神とつながっている重要な物質であり、血を補うという点では、アーモンド、ホウレンソウ、ニンジン、プルーン、イカ、ウナギ、ひじき、牛肉(脂質が少ない部位)、レバーなども良いでしょう。
 近年の研究では、腸内環境も不眠症と深い関係があることもわかってきました。私たちが眠気を催すのは、睡眠ホルモン「メラトニン」の作用によるもの。このメラトニンを生み出すのが、腸内で作られるセロトニンです。そのため、腸内環境を整えることは、眠りの質の向上に繋がります。セロトニンがメラトニンを生成する時に特に必要とされるのが、ビタミンB6。これらを多く含む食材としては、肉、魚、卵、大豆などのタンパク質や、バナナ、じゃがいも、玄米、発酵食品などあります。ただし、腸活で最も大切なことは、バランスの良い食事を心がけること。睡眠の質を高めたいという方は、栄養が偏らない食事を心がけた上で、前述の食材を少し意識して摂り入れてみてください。

神戸の市場に買いに行こう!

8月・9月・10月の食材Pick UP

ハツ・レバー(鶏)画像

ハツ・レバー(鶏)

新鮮なハツ・レバーの特徴は、表面に艶があることです。色目は飼料によって変化するため、艶を見るようにしてください。ハツやレバーは新鮮な程、臭みが少なく、おいしく食べることができます。匂いが気になるという方は、ショウガなどで甘辛く炊いたり、佃煮にして食べるのがおすすめです。茶碗蒸しなどの具材の1つにすると良いアクセントとなり、いつもの料理を少し違った味わいで楽しめます。

むね肉・ささみ

高タンパク質な部位として知られる、むね肉とささみ。むね肉は皮が付いているので少し脂身もありますが、もも肉よりもあっさりしているのが特徴。唐揚げはもちろん、スープに入れたり、ミンチにしてそぼろにしてもおいしく食べることができます。ささみはむね肉より、脂肪が少ない部位です。そのため、カツにしてもあっさり食べることができ、蒸してサラダにすればよりヘルシーにお召し上がりいただけます。
むね肉・ささみ画像
この食材について教えてくれた人
鈴江さん画像
鳥政商店
鈴江智子さん
鳥政商店画像
ハートフルみなとがわ
鳥政商店
住 所:神戸市兵庫区荒田町4丁目29-24 ハートフルみなとがわ129
TEL:078-511-3643
営業時間:9:30~18:30
定休日 木曜日
枕画像

枕選びで大切なのは、まず高さと柔らかさです。自分の頭の大きさや肩幅に合わせて、のどが少し浮く程度(のどが絞まらない)の角度になるものを選ぶと、寝ている間も呼吸がしやすくなります。次に重要なのが形状。中央がくぼんでいるタイプや、首と後頭部で高さが異なる波型などがあります。自分が寝やすい姿勢に合わせて、実際に試しながら選ぶのがおすすめです。また素材においては衛生的なパイプや、蒸れにくいソバ殻などがあります。素材の違いは枕の柔らかさにもつながりますが、枕に詰める量を調整することで、硬度を調整することが可能です。今お使いの枕を基準に、自分にとって心地よい枕を選んでみてください。

掛け布団

気温の変動が激しいこの季節に知ってもらいたい掛け布団が、「肌掛け布団」と「合掛け布団」です。肌掛け布団とは、布団の中でも最も薄手で軽いタイプ。主に夏の暑い時期に使われ、寝汗をかきやすい季節でも蒸れにくく、さらっとした使い心地が特徴です。合掛け布団は、春や秋など季節の変わり目に活躍する中厚手の布団です。冬用布団ほどのボリュームはありませんが、保温性があり、夜の冷え込みが気になる時期に適しています。肌掛け布団と合掛け布団をホックで1つに組み合わせて冬用の布団として使用できる、「ツインダウン」という便利な商品もありますので、是非チェックしてみてください。
掛け布団画像
この寝具について教えてくれた人
太期さん画像
寝具ヨシダ
太期輝男さん
寝具ヨシダ画像
灘中央市場
寝具ヨシダ
住 所:神戸市灘区水道筋3丁目2-15
TEL:078-861-0088
営業時間:10:00~18:00
定休日 水曜日