番外編いちば大好き主婦 “しずく”と“スミレ”の井戸端会議
番外編いちば大好き主婦 “しずく”と“スミレ”の井戸端会議
今回は“小売市場を愛する2人の主婦”の会話を、ちょっと覗き見! 市場に行き始めたきっかけや、普段どのように市場を活用しているかなど、2人の会話からは日々の買い物や料理が楽しくなったり、ラクになったりするヒントが見つかるはず。是非、チェックしてみてください!
しずくさん
市場歴15年のベテランユーザー。 小売市場をこよなく愛する主婦。最近は手料理から遠ざかっているかも?
スミレさん
市場歴1年のビギナーユーザー。 最近小売市場の魅力に気付き、ハマっている主婦。家族ラブでお料理上手。
テーマ「小売市場の活用術 ~いちばは主婦の“免罪符”~」
スミレさんは市場に行き始めたきっかけは何ですか?
1年ほど前に、ある団体が企画した街歩きツアーに参加したんです。その時に初めて丸五市場へ行きました。買い物をするわけではなく、市場の紹介を聞いただけだったのですが、通りかかった鶏肉店のとり肉が見たことのない淡いピンクで、後日、もう一度、市場に行きたいと思ったんです。
これまで見てきたとり肉と全く違ってたんですね!
そうなんです!市場で買い物をするのは初めてだったので、すごくドキドキしました。でも、陽気な店主で話していてとても楽しかったです。買って帰ったとり肉も今までに食べたことないぐらい美味しくて、それからスマホで「神戸市・市場」で検索したら、市場連のホームページが出てきて!!市場で買い物にするようになりました。
お肉も魚も野菜も、鮮度も味も全然違いますもんね。市場の食材でご飯をつくると、 「あ、今日は市場で買い物したん?」って家族が気付くほどです。市場の魚屋さんは帰宅する時間に合わせて塩を振ってくれたり、肉屋さんは筋切りもしてくれます。まな板を汚さずに家族が喜ぶご飯をさっとつくれて、主婦にとってこれほど嬉しいことはないですよね。
ほんとに市場の食材は主婦の味方です。あと、主婦の味方と言えば、市場にあるお惣菜屋さんにも助けられています。仕事で疲れてどうしてもご飯が作れないときは、お惣菜屋さんでおかずを調達します。ナムルを買ってご飯にのせて、“なんちゃってピビンパ”なんてよくやってます。これがめちゃくちゃおいしい!
市場のお惣菜屋さんは、作っている人の顔が見えるので安心感がありますよね。その分、おかずとして出す“罪悪感”も小さい気がします。コンビニやスーパーでお惣菜を買うと、どうも自責の念に駆られるというか…。
その気持ちすごくわかります!お惣菜は日々のおかずにすることはもちろん、お弁当の一品にもしています。毎日お弁当作るのって大変じゃないですか?だから、世のお母さん方は、上手く市場のお惣菜も活用してほしいですね。 それと、市場で買い物し始めると、毎日の献立を考えなくてもよくならないですか?
そうなんですよ!私はいつも献立ノープランで市場に行きます。肉を買うか、魚を買うかぐらいは何となく頭にありますが、あとは「今日のおすすめ何ですか?」と聞けば、いろいろと教えてくれますし、食べ方まで丁寧に教えてくれます。
ですよね。市場に通う前は毎日毎日献立を考えるのが大変でしたが、今は市場の人が家に帰ってからの調理の先の先まで考えて教えてくれます。それに市場の人とのやり取りはとっても楽しいし、食材と料理の勉強にもなります。 ところで、年末はお正月の準備をする人が多いと思いますが、おすすめの市場の使い方ってありますか?
私はだんぜん市場を頼っていますね。おせち料理や焼き鯛は予約すれば取りに行くだけでいいですし、例えば、刺身の盛り合わせやふぐなども、家族の人数と好みに応じてフレキシブルに対応してくれます。それと、是非食べてほしいのは和菓子屋さんのお餅!特に子どもたちには、本物(笑)のお餅の味を教えてあげたいですね。
そうなんですね!お餅買ってみます。 市場ってはじめは緊張してましたが、全然構えなくていいですよね。一歩踏み込んで店主に甘えてみると、みなさん快くリクエストに応えてくれます。たくさん買わないといけないんじゃないかな~と勝手にイメージしていましたが、一人暮らし用に少量も販売してくれますし、気を遣うことはないです。忙しい主婦はもちろん、多くの人に市場の買い物の楽しさと便利さを味わってほしいです。
それぞれのライフスタイルに合う形で、市場を活用してもらいたいです。市場に行き始めると、その街のことがもっと好きになると思いますし、何より日々の暮らしが豊かに楽しくなります。市場で買い物をしたことがない人は、買わなくてもいいので、まず一度市場の中に入ってみてくださいね。