市場の旬は、
これからだ!

夏の食材 7月

7月
July

1年を通して多彩な食材が簡単に手に入る時代ですが、どんな食材にも1番食べ頃となる“旬”があります。新鮮で美味しいことはもちろん、栄養価も高く、その季節に体が必要とする成分が含まれていることが多い旬の食材。いちばは、そんな旬食材の宝庫です。「いちばの旬は、これからだ!」では、その時に最も旬な食材と健康の情報をお届けします!

教えて松沢先生!

7月の食材選の
POINT!

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松沢 祥子
2000年兵庫医科大学医学部を卒業、医師資格を取得。現在は、内科、漢方内科の外来業務に携わりながら、40代、50代の若いうちから食生活や生活習慣を考えるきっかけになればと、腸活や薬膳を通して予防的な観点からのセミナーやオンラインショップでの発酵食品を使った加工食品の販売、料理講座などを主宰している。

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https://ameblo.jp/hakkkolabo105/

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「発酵ラボ」
夏は旬食材でクールダウンを。
ただし、冷やしすぎにも要注意!
松沢先生画像
撮影場所:マルシン(神戸市兵庫区東山町2-8-61)
 前回、梅雨の時期に起こりやすい、“湿邪(しつじゃ)”という東洋医学をご紹介しました。そして、梅雨が開けた今の時期から気を付けたいのが、体に熱がこもる“暑邪”(しょじゃ)というものです。暑邪は主に、熱射病や不眠、食欲不振などの原因になるとされています。この暑邪を払うために意識したいのが、体の熱を冷ましてくれる食べ物を摂るということ。例えばきゅうり、ナス、トマトなどの夏野菜をはじめ、スイカ、パイナップル、バナナといった果物もおすすめです。でも、体を冷やす食べ物を摂りすぎるのも実は要注意。現代では冷蔵庫で食品を冷やしたり、室内ではほとんどの場所がクーラーで冷やされているため、体が冷えすぎてしまい、お腹を痛めてしまうことあるからです。
そこで、もう1つ意識して食べてもらいたいのが、“脾”を守るものです。東洋医学の脾とは、西洋医学の脾臓とは異なり、消化吸収を担う器官を総称したもので、食べ物から気(体を温め動かすエネルギー)を作ってくれます。脾を守る役割を持つ食べ物は、イモ類、穀物、豆類などの主食となるもの。野菜ではオクラやとうもろこし、ナス、枝豆などが挙げられます。ちなみに、お腹を冷やすビールと枝豆の組み合わせは、とても道理になかったものなのです。小豆やレタスは体を冷やしてくれる食材であると同時に、脾も守ってくれるためこの時期におすすめです。
暑い日が続きますが、食べ物が持つ力を借りながら、楽しく夏を過ごしましょう!

神戸の市場に買いに行こう!

7月の食材Pick UP

スイカ画像

スイカ

この時期に食べたくなる果物といえばスイカ。時期によって旬を迎える地域が異なるスイカですが、7・8月は鳥取県産のものがおすすめです。倉吉や大栄という産地が、鳥取県産のスイカになります。美味しいスイカの見分け方は、まず模様の黒と緑の縞々がくっきりしていること。そして、ヘソの部分がしっかりくぼみんでいて、音の跳ね返りが良いものを選ぶと、糖度が高く、シャリシャリ食感のスイカに出会えます。もし食べきれない場合は、ラップをして冷凍すると、また美味しく食べられます。

桃も夏に旬を迎える果物です。この時期の桃の特徴は、サイズが大きくなること。近年は糖度センサーにより、ハウス栽培のものでも、路地栽培のものでも甘さは担保されています。しかし、ハウス栽培に比べて路地の桃は大玉になるため、食べ応えが十分。桃好きの方にこそ、旬の桃を是非思い切り食べていただきたいです。8月中旬頃までは山梨県産の桃が多く、お盆を過ぎると長野県産の桃が旬を迎え、多く店頭に並ぶようになります。
桃画像
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台湾バナナ

体の熱を取ってくれる果物として紹介されたバナナは、四季のない温暖な地域で育つため、旬と呼ばれる時期は特にありません。そのため、1年を通して手に入れることができます。バナナといえばフィリピン産のものが有名ですが、是非一度食べてもらいたいのが台湾バナナです。台湾バナナは高地栽培されており、通常のバナナの2倍の時間をかけて育ちます。手間暇がかかるバナナですが、通常のバナナにはないもっちりとした食感と深い甘み、豊かな香りが魅力です。是非一度、いつものバナナと食べ比べをしてみてください。
この食材について教えてくれた人
岡田さん画像
岡田商店
岡田成寛さん
岡田商店画像
長田中央いちば
岡田商店
住所:神戸市長田区六番町8丁目3
TEL:078-576-5494
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日
れんこん画像

れんこん

れんこんの旬は新れんこんと晩秋れんこんの2つの時期がありますが、新れんこんは夏から秋にかけて収穫されます。新れんこんは、みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴です。そのため、天ぷらや酢れんこん、筑前煮で食べると、新れんこんの魅力を存分に味わうことができるでしょう。少し変わり種メニューで召し上がりたいという方は、れんこんをさっと茹でて明太マヨネーズで食べるのもおすすめです。

紅ずいき

関西では昔から夏の伝統野菜として親しまれてきたのが、紅ずいきです。“ずいき”とは、里芋の葉茎のことで、クセがなく、シャキシャキとした食感が魅力の野菜。味がしっかりと染み込むため、おひたしや煮物に用いられたり、酢味噌和えで食べられたりする方が多いです。是非、この時期に、関西の夏の風物詩である紅ずいきをお召し上がりください。
赤ずいき画像
甘長グリーン画像

甘長グリーン
(甘長とうがらし)

とうがらしという名前がついていますが、辛味はなく、その名の通り甘味のあるとうがらしです。ピーマンを細長くしたような形で、先端がとがっており、やわらかい食感が特徴です。この甘長とうがらしの旬も、6月~8月。フライパンで焼いて、花がつおをまぶし、醤油で味付けをしたら、ビールのつまみにぴったりです。
この食材について教えてくれた人
上田さん画像
上田青物店
上田秀雄さん
上田青物店画像
マルシン
上田青物店
住所:神戸市兵庫区東山町2丁目8-61
TEL:078-511-9291
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日